イケメン女子の学園生活2


まず先にとどいたのは茶髪の拳

それを交わしたら続いて金髪の拳が後ろから伸びてきた


同時に、茶髪が足を蹴りあげたのを確認するとオレは微かに前に動く

それに反応した二人は前に意識して…



「「おら、うわっ!?」」


お互いの攻撃はお互いに当たりましたとさ



「いってぇなあ、この、ノーコンが!」

「あぁん?テメェが糞だ、ボケ」



茶髪の蹴りは金髪の腹に

金髪のパンチは茶髪の顔に入った



挟み撃ちなんて確かに命中力は上がるが避けられた時の反響がでかい

ま、金髪の後ろに回り込むスピードの速さは誉めてやっても良いけど



……と、まだいるか



唖然、と見ていた他の奴等も茶髪がまた殴りかかる様を見て動き出す

仕方ない


直接攻撃もしちゃおうか



「オラァ!!」


また顔狙いかよ

単直つーかなんつーか…



『そんな目の前にきた拳、簡単に避けれ、』

「あ!!お前等何してんのやっ!!」

『「!?」』



茶髪の拳を避けようとした瞬間



………オレは油断してしまった




ガッ…!!


『…〜っ!』

「ぁ、」




声に驚いた茶髪が急に拳の位置を変え
声の方に視線を向けたオレの頬に………当たった



「あぁ!お前等何やってんのや、アホ!」

「え、いや、右京さん。コイツ、怪しゅうて…」

「アホ!アホの大紀!俺は何もせずに待っとれ言うたやろ!?」




あ〜…いたた

熱くなる頬に手を当てる



……騒がしいの、一名追加です


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