イケメン女子の学園生活2
呆気に取られていると、ガヤガヤと後ろが騒がしくなってきた
何事だ?
と余裕がない俺は丸地から目を剃らす為に振り向くと
不機嫌な顔をした光樹と苦笑いしている慎二がいた
「テンメェ…何でいやがんだ!!」
光樹が睨み付け、怒鳴り付けたのは同じく不機嫌な顔をした総長さん
「ああ?テメェこそなんでいるんや」
おいおいおい…
マジでついてけねーよ
何がどうなってんの
「朔月君もマークしとくんだった…」
いや、慎二君?
マークって…
『ちゃんと、説明してくれ?』
「うん。それより、朔月君は何で告白されてるのか説明してくれる?」
黒い笑みで笑った慎二はオレと丸地の間に入った
……つか、告白の理由聞かれても困るし
コイツがただの物好きなだけだし
「ぶっつぶされてぇのか?あぁ??」
「あー?やってみろや」
そんで二人は二人で何をやってんだ
「朔月、月牙のと知り合いなん?」
慎二を無視した惚けた声で丸地は聞いた
誰もこの二人に違和感ないのか。そうか
『まあ、知りあ…』
「気安く話しかけないでくれる?」
『いや…慎二?』
「おん?朔月、族に入っとらんって言うとったよな?」
「無視?随分なめてる様だね?陽鬼さん」
まさに一触即発
光樹と総長さんのように、二人は少し、冷たい殺気を出した