イケメン女子の学園生活2
そこで暫し2人沈黙
やるな、寒川光樹
『光輝、コイツがオレの執事』
「あぁ。前に家にいた奴だな」
お、覚えていたか
…というか、
「何見てんだよ気持ち悪い」
「お前…執事やってんのか!?!?」
ブワッハッハッハッ〜!
と涙を目尻に溜めながら笑い出した望
んな笑えるなんて何て幸せなんだろう
「うるせー」
「おまっ執事とかっ!似合わね〜!」
「へっお前じゃ無理そうだからなぁニート君」
「ニートじゃねぇよ!俺は親の仕事手伝ってんの!」
「あぁ、親のすねがじりニートか」
「…コロス!!」
またまた掴みかかってきたので、このお馬鹿さんに俺の強さを分からそうと手に力を入れた瞬間、
『うるせぇ!!!』
ガツン、と一発
頬の激痛と共に地面に叩きつけられた
何が起きた!?
と辺りを見回せば同じく倒れてる望
…まさか
『お前等、その話続けたいならここから出て行け。邪魔だ』
見事殺気マックスの朔月さんに見下ろされる始末
…こわい
「……馬鹿力女?」
「フッ、スピードもあるさ」
倒れてる者同士コソコソ会話するとドカッと背中も蹴られた
…いたい
『よし、出て行け。そして一回死んでこい』
そうして俺等は猫のように襟をつかまれポイッと倉庫から追い出されたとさ
「…てか俺いねぇと話進まなくね?」
「…俺なんかちゃんと調べてきたのに」
「お前…大変な仕事してんだな」
「だろ…。ま、あの状態じゃマジで殺られかねないから外で調べよーか」
「あぁ。あと、飲みながらな」
「おー」
結局ヤロー2人と話すはめになったが、まあ
良いさ
だって朔月はいつも通りだし
奴等もコイツがいない方が自分なりに進めやすいだろ
前総長がうろつかなくても奴等は大丈夫
茶々入れず後ろから見守っていざと言う時手を差し伸べれる、そんな存在になりたいから
…さぁて、お邪魔虫は大人の時間を過ごしましょーか!
〜遠野side end 〜