あなたと恋した私
【桜真 side】
今日から新しい学校だ
昨日あったるなとかゆう女に会えるな。
俺は内心浮かれながら学校へと急いだ
俺のクラスになる教室の前に行った
中からはみんなから、ゆうちんと呼ばれてる担任の声がする
人気者なんだな…
1人でいろいろ考えてると、中から担任が呼んでいる。
入るか…
ガラガラ
担任が、自己紹介するように言ってくる。だりぃ…
でもまあ、するしかないか
俺は自己紹介をして、教室を見回した
「はっ!」
フッ……
あいつと同じクラスなのか、面白くなりそうだな
俺はあいつを見た。
でも、あいつは窓の外をずっと見ている
その目には昨日と同じで悲しみの色を映していた。
「……お前は何を抱えてるんだ?」
俺は1人ボソッと呟いた
担任が、俺の席は笹川の隣だって言った
ん?笹川ってるなのことだよな?
ラッキー、俺はそのときただただ喜んでいた
だか、あいつは自分が担任に呼ばれていることに気づいてないようだ
担任が少し声を大きくして、あいつを呼んだ
やっとあいつは気づいたようだ
でも、あいつには俺が目に入ってないようだ
ホームルームが終わって俺は
自分の席へと向かった。
そして俺は、あいつに声をかけた
るなは顔を上げて俺の顔を見た瞬間、びっくりしたか顔をしている
いやいや、俺が昨日の男って気づくの遅すぎだろ……
俺は自分の席に座った
すると、すぐにクラスの女が寄ってきた
彼女いるのかやら、カラオケ行こうだの。
うぜぇ……
香水くせぇし……
そんな女たちは隣の席のるなにも迷惑がかかってる
…イラッ
俺は苛立ちを抑えてなるべく優しく女たちに言った
「彼女はいない。カラオケもいかない。
それより、笹川さんの迷惑だよ?」
女たちは、席に戻っていった
隣をチラッとみると、るなが俺の紙をみていた
実は、さっきこっそり机に手紙をいれたのだ
るなと目があった
俺は少しだけ口角を上げた