あなたと恋した私
え?
何で何も言わないの?
ねぇ、なんで?
お母さんは静かに口を開いた。
「お父さんとお兄ちゃんは......
死んだわ........。」
お母さんは泣き出した。
私は目の前が真っ暗になった。
私のせいだ.....私のせいだ.....
「いやあああああああああああああ!」
私はその場で泣き崩れた。
お母さんが私に寄ってきて静かに言った。
「お父さんとお兄ちゃんはねあなたを守ったのよ。」
警察の方が話してくれたわ。とお母さんは続けた
警察によるとこうだったらしい
車が私たちが歩いていた歩道に突っ込んできた瞬間
お父さんは、私とお兄ちゃんを守るために盾になろうとした
でも、車道側を歩いていたお兄ちゃんは守りきれなかった.....
それで、お父さんとお兄ちゃんは死んでしまった。
こう、警察の人は言ってたとお母さんは言った。
ああ、私のせいだ.......
私の迎えに来させたからだ......
私が二人を‘殺した’んだ........