あなたと恋した私
ふぅ…
なんか、屋上にひとりってゆいのも寂しいな
ちょっと昼寝でもしようかな
るなは空を見ながら
「お父さん・お兄ちゃん、ごめんね…
私のせいでごめんね
私、生きてていい存在じゃないよね…
2人の人生、奪ってごめんなさい…」
そう言いながら涙を流しながら、深い眠りについた
「んー…いま…なん…じ?」
ポケットからケータイを出してみると
時計のはりは6時をさしていた
「あ!もう下校の時間から一時間もたってる
ひなの怒ってるよね…」
そらを見上げるとまた涙がでてきた
「なんで、涙は枯れないんだろう…
私なんか泣いていい人じゃないのにね…」
「お前ないてんの?」
え?誰かの声が…誰かいるのかな?
ふと、屋上のタンクの上をみてみると人影があるように見えた
すると、その人影はストンとタンクから降りて
こっちに向かってきた
「あんた、さっき昼寝する前も泣いてたでしょ
しかも今も泣いてるし」
「ムッ…さっきからあなたなんなんですか?
ずっと、私をみてたんですか?
あなた誰なんですか?」
警戒心丸出しでその人に一気に質問した
ちょっと、疲れたな……笑
「おいおい、一気に言うなよ」
その人は耳に小指をいれて、煩そうな顔をした
私はじーとその人の顔をみた
「…………!!」
びっくりした
その人は、きれいな金髪で二重できれいな目
スッと筋の通った鼻、180センチ以上はある背
俗に言うイケメンだった
私はぼかーんとしてしまった