あなたと恋した私
あれからだいぶ時間がたった
でも、あいつはまだ起きない
もう6時だぞ?
ま、俺もあいつが気になって帰れなかった
「んー……………」
声が聞こえる
やっとおきたのか
ん?またあいつ泣いてるのか?
お前はなにを抱えてるんだ?
そう思ってると、俺は声をかけていた
「お前ないてんの?」
おんなは驚いた顔をしている
俺はタンクから降りてそいつに近づいた
近くでみるとそいつはやっぱり綺麗な顔をしていた
こりゃ、もてるだろ…
誰もが見とれるぐらいの美少女
でも、どこかその目の奥は悲しみを映している気がした
俺はそいつに話しかけた
するとそいつは、警戒心丸出しでみてきた
フッ……おもしれえやつ
するとそいつは、一気にしゃべった
息が上がってる
俺は耳に小指を入れて煩そうな顔をした
ま、別に煩くはなかった
俺たちの恋はこのとき始まったんだ…
なあ、お前は後悔してないか?
俺と出会ったこと