あなたと恋した私

【るな side】

ハッ!
ついつい、見とれてしまってた

「あ、あなたは誰なんですか?」

私はなんとか気を取り戻してイケメンさんに聞いた
何年生かな?
こんなにイケメンだったら女子たちの噂になってると
思うんだけどな……

「…………い、……おい!」

え?あ!また、私ったら自分の世界にはいってた

「あ、すいません…」

「ああ、まあいいけど。
 それより、俺の名前は如月桜真
 あんたは?」

「えと…私の名前は笹川るなです」

「るなか…。何年?」

「二年です…。あなたは?」

「ん?俺?さあね。明日になったら分かるよ」 

はい?人のは聞いといて、自分はさあね?
しかも明日になったら分かるって…
どうゆう意味だろ?

「あー!今、もう6時すぎてますよね?」

「あ、あぁ」

「では、私もう帰らないといけないんで帰ります!さようなら」

6時すぎてもお母さんに連絡なしじゃ、
お母さん心配してるよね…

私は急いで屋上をあとにした

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