あなたと恋した私

「ん…もう朝か…」

あのまま寝ちゃってたのか…
シャワー浴びてこないとな

私は一階におりた
キッチンでは、心地いいリズムといい匂いがしていた
お母さんが私に気づいた

「あら、おはよう。
 今日は早かったのね。ご飯もうできるわよ。」

私は涙が出そうになった
お母さんも私を恨んでるはずなのに
昔と何一つ変わらずに接してくれる…
ありがとう…

「おはよう。ちょっとシャワー浴びてくるね。」


お風呂からでて、私は朝ご飯を少しだけゆっくり食べた
なぜか、そのときはお母さんと少しでも長くいたかった


「ごちそうさまっ。
 じゃ、いってきまーす。」



あ!確か今日だよね?
あの人の正体が分かるのが

ほんと、誰なんだろう…
なんか、気になるな……

ん?なんで、私気になるとか思っちゃってんの?
いや、すごくイケメンだったから印象にのこってるってだけだよね
うん。そうだよね…。

まあ、いっか。
そんな事より早くしなくちゃ、遅刻しちゃう
また、ひなのを怒らしたらダメだ!

昨日の事も謝らないとだよね


私は、そんな事を考えながら学校へと急いだ


あの人の事を心のどこかで思いながら…



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