俺とキスしよ?
メモリー″1
+友人とナンパ君
苛めにあっていたわたしは中3の春、卒業式に出ず相談室にいた。
2年間通っていたそこは愛着じみたものがあるはずなのに、なぜかしっくりとこなかった。
高校受験は受かり自宅でダラダラと過ごす中、暇になり街に出た。
とくに行く場所もないわたしはウィンドーショッピングをしていると、見知った人物を発見した。
「結衣ちゃん」
声を掛けるとその人物は振り返った。