あの時の約束
リリアンと男の子~過去編~
あれは、私が三歳の頃のこと
その日は、アーウェルお姉様の誕生日パーティーをブラウン国のお城でやっていた
私は、まだそういうようなパーティーに慣れていなくて、疲れてしまったので、庭にある噴水の前で休む事にした
その日は、とても綺麗な星空と満月でした
私は、その星空と満月に見とれていると
「そこで、何やってるの?」
と声がしました。振り返ってみると、私と同い年位の男の子が立っていました。
「ちょっと、やすんでいたの。まだ、このようなパーティーに慣れていないから疲れてしまって」
「へぇ、そうなんだ。実は、僕も」
と男の子も笑っていた。
(こんなに、優しい顔で笑う子がいるんだ…。
私もっとこの男の子とお話をしてみたい)
と思い私は、たくさんその男の子とお話をした。とても楽しかった。久しぶりにこんなに自分の事を話した気がした。その男の子とも話が弾み、かなりな時間がたっていた。
「あぁ、もうこんな時間だ…。」
「えっ、もう帰っちゃうの?まだ、私貴方とお話していたいのに」
とリリアンはションボリと言った
「ごめんね…。」
「うぅん、いいのしょうがない事だもの…。」
と別れを惜しんでいると男の子が
「いつか…。また、会うときに…。」
「…………僕のお姫様になってくれませんか?///」
と男の子は恥ずかしそうに言った
私は、その言葉が凄く嬉しくてはにかみながら
「……はい///」
と言った。
そして、その男の子と指切りをして別れた…。