【完】放課後ビタースイート
「な、何で高橋無言なの?マジ気持ち悪いんですけど!
て、ていうか、あんた忘れ物は?
休憩終わっちゃうよ??」
「…なぁ、お前何見てたの?」
「は、はぁ!?
何であたしの話シカトする…」
「……片倉だろ?」
途端、顔に身体中の血が集まって頭が真っ白になる。
羞恥に染め上げられる、しかもこんなやつに。
「やっぱり、お前って片倉のこと…」
「な…何の話!?
ていうか、早く出てってよ!!
いつも言ってるじゃん!あんたのこと嫌いだって!!」
「水沢、あいつ…」
「もう本当しつこい!!
あんたとは何の関係もないでしょ!!」
この上ない恥ずかしさから逃れたくて、思ってもないことを勢いのままに浴びせてしまった。
まずい、謝らないと、と思ったけど時すでに遅し。