君に逢えて







「はいっあの時の子です!美姫って言いますっ貴方は?!」




私が早口で語りかけると
少年は少し苦笑いして





「俺は、谷原 舜祐。ネックレス…まだ付けてたんだ?」



タニハラ…
   シュンスケ…


「うん、だって大切な物だから、」



私がそう言うと
彼は



「ありがとっ」


って笑いかけてくれた。



その笑顔は
お父さんに似ていて













気がついたら
彼に抱きついてた。



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