君に逢えて
俺には父さんがいない。
俺が小3の時に
会社に行ったってきり
戻っては来なかった。
それ以来、俺は母さんに
育ててもらった。
母さんは昼はスーパーの仕事。夜の仕事をしていた。
そのせいか最近、
きらびやかな服ばかりを着ていた。
母さんは、母さんが20になる前に俺を産んだから若いし、美人。
だから見知らぬ男も
よってくる。
そんな母さんに
愛人が出来た。
相手はいつも母さんの夜の仕事に来てくれている、お客だそうだ。
ついに
ソイツと結婚するらしく、
俺は不要物ってわけか。