君に逢えて





「それからというもの

彼は必死に頑張って生きてくれた。



最後まで本当に彼は
精一杯生きてくれて…




笑顔で旅立って
いった。


「ありがとう」ってかすれかすれな声で言った
彼の言葉が私は今でも忘れないわ。

私達のような思いを誰かにしてほしくない!





それで私は
看護士になったの。


早く気づいてあげられなかった彼への


償いかな…」









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