君に逢えて
「償い…ですか。」
「ふふっごめんなさいね?こんな話しちゃって…。何かあったら、いつでも連絡して?これ私の連絡先だから!」
そう言って私の手の平に握らされた可愛いハート型のピンクのメモ紙。そこにピンクのペンで書いてあるキレイな字…。
どこまで良い女性なんだろう…
こんなにも良い女性が
なぜ辛い思いをしなきゃならなかったのかな…
でも、私は貴方の彼のおかげで貴方と出会うことが出来た。
ーそして私の運命の相手と1つになれるのは
もう少し後のお話。
弥生さん…
ありがとうございました。私は貴方を
永遠に忘れない。
「失恋は辛いけど…
まだ好きなんでしょ?
頑張ってね!」
最後に今までで1番の笑顔を見せて
彼女は去っていった。