君に逢えて




「何してんだよッ!!」





おもいっきり母親を突き飛ばす。






「だって舜佑が、なかなか起きてくれなくて

もしかして死んじゃったのかと思って、

王子様のキスならず
お母様のキス…「ふざけんな。」



「なんでっ?!こないだは抱いてくれたじゃないっ!!キスぐらい何ともないでしょ?」




「…それが嫌なんだよ。母さんには、やっていいことと、やっちゃダメなことの区別がつかないの?」



「ついてると思うー

でも息子が母親を抱くことの方が

よっぽどダメな行為だと思うよ?

まぁ今さら隠しても意味ないよね!

さっき、この病室に来た黒髪の女の子に見られちゃったもーん♪

私達がキスしてるところっ」






黒髪の女の子…




って
まさか美姫か?!







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