君に逢えて
退院
今日は退院の日だ。
朝から
せかせかと動く俺の彼女。
何も出来ねぇ…
俺めっちゃカッコ悪いじゃん。
「ごめんな?美姫…何もしてやれなくて。」
「大丈夫だって!しゅうちゃんの為になら何でもするし、早起きだって得意になっちゃうっ♪それに…あまり動いちゃだめッて言われたんでしょう?」
「まぢごめん」
「謝らないで。次、謝ったら100円マックね!」
「はい…」
実は俺の退院というのは「仮」なのだ。
しばらくは通院しなくてはならない。
早く美姫を抱きしめたいのに、包帯とギブスが取れない…
ほんと
よく昨日は出来たよな
こんな体で。
まぁ痛くないから
出来たんだろうが。