君に逢えて





「き…みき…美姫!!!」


「…美姫?」


美姫って誰?


美姫…


美姫…


って私じゃん!!!


「はいいいっ」


「もうっ何よ何よ!親友が困ってるって言うのに何、寝てるのよ?」


いつから友達から親友に格上げしたんだ?

てか私

「寝てた…?」

そんなつもりなかったのに

「そうよ、何度おこした事か」


「嘘…」


「嘘なんかじゃないわよ。」


…彩乃は意味分かんない女の子だけど

嘘はつかない

「ごめん…」

ただ謝るしかなかった。

「私、帰る!」

「えっ?」

私はとっさに立った。

「じゃっ」

そう言い残して帰って行った

自称 美姫の親友。

本当に意味分かんない女―!!



「あっ…!」



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