君に逢えて


―――――
――


それから
どれくらい経ったのだろうか。


私は
花畑にいた。


「ここはどこ?」



…!



私の声じゃない!



「あーあー」



何を喋っても私の声じゃない…



私の声よりも2オクターブ高くて



まるで
小さい女の子の声…



ふと自分の体を
見つめる



…。




私の体じゃない。



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