君に逢えて



「お母さん?お父さん?」



私がそう
たずねると二人は



「美姫…おいで?」


って両手を広げて
私と同じ目線の高さまで
しゃがんだ。



「お母さんっお父さんっ!」



私は無我夢中で
2人に抱きついた




2人は
とても暖かく

ほのかなキャンディの香りが


すごくすごく懐かしくて
涙があるれかえる



「美姫…今までごめんなさい。もう心配しないで?これからは、いつも一緒よ!」


「うんっ…!」












そう
お母さんは言ってくれたのに






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