I love you~最初で最後の恋~
「言ったわね?」
俯いていた顔を上げた。
「お前、泣いてたんじゃ・・・・・・・」
「涙のコントロール位レディーの嗜みよ」
信じられないと顔に書いてある。
あら、可愛い。
「せんせー、言葉の責任ちゃんと取ってね」
「責任!?」
下に置いてあった鞄を肩に掛けた。
「心移りするまでは先生のこと好きで居るから」
「え、ちょ、それは・・・・・・」
「バイバイ、先生」
手を振って指導室を出た。
~~~♪~~♪~~♪
「もしもし」
湊からの着信に素直に出た。
『テストの結果どうだった?』
「1位だったよ」
『なんか良いことでもあったの?声が明るい』
「まあね」