I love you~最初で最後の恋~
葵side
あの日、最後に学校へ行ったあの日。
目が覚めたら私は湊の部屋に居た。
何もなかったかの様に接してくれる湊から、優しさを感じた。
冬休みまで入る前日まで先生から着信があった。
着信があったのは先生だけではない。
雫、薫子、月夢そして
千紗_________
電話に出ないからなのか、メールまでもが送られてきた。
千紗からは“ごめん”と何度も送られてきた。
何に対して謝っているのだろう。
それを聞く勇気すらない私は臆病だ。
冬休みに入ったからと、湊は私にココに居ていいと言ってくれた。
その言葉に甘えて私は学校に行かずココに居た。
勿論一歩も外に出ていない。
着信に嫌気がさして電源も切ったまま。
そして冬休みを迎えた。