I love you~最初で最後の恋~
「でも先生、どうして別れたのに私から距離を取ったの?」
お互い離れると、痛い所を突かれた。
「だって、俺の気持ちが軽いみたいじゃん?」
そんな状態で話ても説得力が無い。
「それだけ?」
「当たり前だろ」
バレンタインの時、嫉妬に狂い物を壊したくなった位だ。
「ならいいんだ」
後ろを向き、出口に向かって歩き出した。
俺も続く用に歩き出す。
「浮気したら覚悟してなさいよ。倍返ししてあげる」
顔だけを振り返り、綺麗にウインクをする増井。
笑顔なだけあってその時が怖い。
「しないよ。増井こそ浮気しそうだけど」
「知ってた?冬からは一切男と関係持ってないんだよ?」
へ~、本当に辞めたんだな。