I love you~最初で最後の恋~
「引っ越して2ヶ月後に事故死」
自分のことでは無いのに、瞳が揺らぐ。
あんなに先生の事愛してたのに、もうこの世には居ないの・・・・・・・?
「酷いよね。結婚して2ヶ月だよ?それなのに、それなのにヒロは簡単に逝ってしまった」
次々と零れている先生の涙。
拭ってあげたいけど、それをするのは私では無くヒロさんだと思ってしまう。
拭ってあげたくても拭ってあげられないのに・・・・・・・
「思ってること、全部吐き出していいよ」
上げた顔は涙でグシャグシャだった。
「まだ残ってるんでしょ?ココに」
先生の胸を離れた所から指した。
「酷いよ、ヒロ!私を置いて逝くなんて!!」
両手で顔を覆いながら崩れ込んでしまった。
「まだ2ヶ月だよ?結婚生活これからじゃん」
何をしてあげるのが一番いいのか私はその術を知らない。
だからって言ったら言い訳になるかもしれないけど、寄り添ってあげることしかできなかった。
「まだヒロと一緒に居たかった」