I love you~最初で最後の恋~
「綺麗事ばかり並べないで!それが嫌いだって言ってるの!!」
「増井・・・・・」
興奮のあまり、肩で息をする。
私を休ませてくれるのはたった1人しかいない。
アイツはきっと無意識なのだろう。
私もきっと無意識に気を休めちゃう。
アイツは、アイツは私と同じで・・・・・・・
「頼むから、援交なんてしないでくれ」
「先生には関係ないでしょ!」
先生に向かって怒鳴りつけると、車から勢いよく飛び出した。
何故か無性にアイツに会いたくなった。
3年前、私より一足先にあの孤児園を出て行ったアイツに。
アイツは今頃何をしているのだろう。
人生に休憩なんて必要ない。
そう思う私に、唯一無意識のうちに気を休めさてしまう男。
アンタは元気でやってる?