珈琲に角砂糖
「龍一おっせーぞー!」
龍にーに気付いて真っ先に二カっと笑う人。
「俺もう半分ぐらい食っちゃったし!」
豪快に笑う人。
「俺も俺もー(笑)」
おどけて笑う人。
「俺はちゃーんと龍ちゃん待ってたよ!」
ふんわりと優しく笑う人。
それぞれの笑い方をするこの四人が龍にーの言う、連れなんだそうだ。
「おお、お前ら待たせたなー!」
「待たせたなー!じゃねーよ!」
「腹減りすぎて死にそうだっつーの!」
「お前と俺はもう半分食ってるだろ!」
「それでも腹減ってんだよ!」
龍にーに文句をぶつける三人の先輩。
この先輩達はまだ私達に気付いていないようだ。
「まあまあ、みんな落ち着こうよー。あ、凛都ちゃんともう一人の子も座って?」
......え?
最後に発したふわふわした先輩の一言に私は驚いた。