珈琲に角砂糖
「んで、最後にこのふわふわした頭のが千羽鶴。羽鶴は可愛い奴だ!俺のペット!」
「あ、千羽鶴です!龍ちゃーん俺人間だよおー。あとこのくせ毛気にしてるのにー」
千羽鶴先輩はパーマのようなふわふわした髪の毛と大きなタレ目が印象的だった。
私とは正反対な全体的に甘い人。
一通り紹介が終わると、各々会話を挟みながらお弁当を食べた。
「ねえ、凛都ちゃん」
「...何ですか千羽鶴先輩」
何故だろう。
私は少し彼が苦手だ。
「俺ね、凛都ちゃんと仲良くなりたい!」
子供のように目をキラキラ輝かせながら彼は言った。
「......仲良くなんてしませんよ。私は一人でいいんです」
いつものように彼の事も突き放した。