レインリリー
子供を産んでからの私の体は
大人の女へと1歩、近づき

崇人の愛撫に歓びを
感じられるようになっていた。

心地よい快楽に溺れながらも
遠くで、ざわめく冷めた心が
どこかで冷静に私を見ている。

こんな気持ちで
幸せになれるのだろうか?




「崇人・・・愛してる」



私は、
不穏な自分の気持ちをかき消すように




「愛」




という言葉を初めて崇人に囁いた。。。
< 128 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop