レインリリー
毎月25日が崇人のお給料日。
家計を預かる私は、歩き始めた侑右と散歩がてら銀行に向かった。
25日はお給料日の会社が多いのか朝一も、お昼時もすごく混んでいる。狙い目は、人の途切れる11時半頃だ。
こんな知識を持っているのは友人達の間で私だけだろうな。
ヨタヨタと小股で歩く侑右から目を離さず歩きながら、ついつい物思いにふける。
「このままじゃ、駄目だよね・・・」
もう1ヶ月以上、上辺だけ平和な夫婦生活が続いていた。
子供の為にも、良くない気がして私は少し焦っていた。
「今月のお給料を何とかヤリクリして、崇人に服でもプレゼントしようかな・・・」
自分だけなら10分の距離を30分程かけて狙い通りの時間に銀行に到着。
やっぱり、この時間は空いている。
歩き疲れた様子の侑右を片手で抱いてまず、通帳に記帳した。
印字する機械音に侑右が少し怯えて私に「ギュッ」と、しがみつく。
「大丈夫だよ~」
笑いながら侑右をあやし、
出てきた通帳を手にした私は
印字されたての数字を確認して目を疑った。。。。
「・・・これ、どういう事・・・」
家計を預かる私は、歩き始めた侑右と散歩がてら銀行に向かった。
25日はお給料日の会社が多いのか朝一も、お昼時もすごく混んでいる。狙い目は、人の途切れる11時半頃だ。
こんな知識を持っているのは友人達の間で私だけだろうな。
ヨタヨタと小股で歩く侑右から目を離さず歩きながら、ついつい物思いにふける。
「このままじゃ、駄目だよね・・・」
もう1ヶ月以上、上辺だけ平和な夫婦生活が続いていた。
子供の為にも、良くない気がして私は少し焦っていた。
「今月のお給料を何とかヤリクリして、崇人に服でもプレゼントしようかな・・・」
自分だけなら10分の距離を30分程かけて狙い通りの時間に銀行に到着。
やっぱり、この時間は空いている。
歩き疲れた様子の侑右を片手で抱いてまず、通帳に記帳した。
印字する機械音に侑右が少し怯えて私に「ギュッ」と、しがみつく。
「大丈夫だよ~」
笑いながら侑右をあやし、
出てきた通帳を手にした私は
印字されたての数字を確認して目を疑った。。。。
「・・・これ、どういう事・・・」