SWEET LIFE
「美ー由チャン♪」
普通に学校で過ごして、普通に帰ろうと思ったら…何で?
「何でアンタがココに居るのよ!!」
目の前には自称アタシの飼い主霧杉裕樹。
これまた素敵な笑みを浮かべて後ろにデカイ黒い車を従えて。
校門の前で待っている…。
「言っただろ?お前は俺のペットなの♪」
隣で呆然と立ち尽くしていた親友の笹木愛(ささき あい)。
バッグがずり落ちてるんだけど、固まってる。
「…学校でペットなんていわないでくれるかな、クソ野郎。」
今ここに金属バットがあったら殴ってたんだけどな。
「カッコイィィィィ!!!」
「ちょ、誰このヒト!!!めっちゃカッコイイんですけど!!」
「うわ、モデルみたい!!」
一気に周りの女の子たちが盛り上がる。
皆コイツの本性知らないから盛り上がれるんだよ…って、アタシも知らないけど。
ふ、と固まってる愛を見れば、ほんのり顔を赤くしている。
お前、彼氏いるのに…可哀想だよ。
「クソ野郎なんて、女の子なんだから言っちゃ駄目でしょ?」
ニコリと笑った顔に一瞬キュンッとしてしまった…。
一生の不覚!!
「裕樹って呼んでよ?俺飼い主なんだからさぁ…。」
…裏門から帰ろう。
ただでさえ、愛は美人だから一緒にいると目立つのに…。
ふい、と後ろを向こうとすると、いきなり手首をつかまれた。
おそるおそる見上げると…
普通に学校で過ごして、普通に帰ろうと思ったら…何で?
「何でアンタがココに居るのよ!!」
目の前には自称アタシの飼い主霧杉裕樹。
これまた素敵な笑みを浮かべて後ろにデカイ黒い車を従えて。
校門の前で待っている…。
「言っただろ?お前は俺のペットなの♪」
隣で呆然と立ち尽くしていた親友の笹木愛(ささき あい)。
バッグがずり落ちてるんだけど、固まってる。
「…学校でペットなんていわないでくれるかな、クソ野郎。」
今ここに金属バットがあったら殴ってたんだけどな。
「カッコイィィィィ!!!」
「ちょ、誰このヒト!!!めっちゃカッコイイんですけど!!」
「うわ、モデルみたい!!」
一気に周りの女の子たちが盛り上がる。
皆コイツの本性知らないから盛り上がれるんだよ…って、アタシも知らないけど。
ふ、と固まってる愛を見れば、ほんのり顔を赤くしている。
お前、彼氏いるのに…可哀想だよ。
「クソ野郎なんて、女の子なんだから言っちゃ駄目でしょ?」
ニコリと笑った顔に一瞬キュンッとしてしまった…。
一生の不覚!!
「裕樹って呼んでよ?俺飼い主なんだからさぁ…。」
…裏門から帰ろう。
ただでさえ、愛は美人だから一緒にいると目立つのに…。
ふい、と後ろを向こうとすると、いきなり手首をつかまれた。
おそるおそる見上げると…