そんな俺の彼女
うるさい和泉を睨んで、机に突っ伏して寝ようとした時…
「めっちゃウケたっ! あの戸田のマジメな感じ…っ」
「……、」
「アレはレアだぞレアっ! マジメな戸田! …ぶはっ、やっべぇ超腹痛ぇっ」
「殺すぞ和泉」
顔を上げて思い切り睨むと、和泉は怯むどころか、さらに面白がってまた笑い出す。
「そんな物騒な事言うなってー…ぷっ」
「……無理。やっぱ殺す」
……もちろん殺すなんて事はしなかったけど、そのあとも和泉の笑いは止まらなかった。