そんな俺の彼女
これからもずっと。
「とーだーくーん!」
「…何」
「初詣行きましょうよ〜! お正月の大イベントですよ!?」
「…嫌だ。寒いし人多いし面倒くさい」
「えぇーっ!」
あれから4ヶ月。
気づかれるまで黙っていたから、俺が実里と付き合っていると知った時の和泉は、今になっても忘れられないくらいおかしい顔だった。
そして途中、和泉という面倒な邪魔が入ったりもしたけど、何とかやってこれた。
そして今。
俺の部屋に、実里がいる。
実里は「ハッピーニューイヤー!」何て言いながら、俺の部屋に一直線。
両親と叶子と飛鳥はどっか行ったから良かったけど、もしいたらびっくりしただろうね。