そんな俺の彼女




……そろそろ止めないと、ほんとに実里が死んじゃいそうだから唇を離した。


照れてるからなのか、炬燵が暑いからなのか、酸素不足だからなのか、実里の顔はものすごく真っ赤。



「…ふはっ。真っ赤」


「あぅ……と、戸田くんのせい、です…」


思わず笑ったら、実里は赤い頬を膨らませて向こうを向く。




「……じゃあ、初詣行く?」


実里の背中にそう言ってみると、実里は勢い良く振り向いて、「行きたいっ!」と笑った。



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