♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
#004 夢のような言葉を…。
新学期は大波乱?!
──夏休みが終わり、2学期に入ったある日。
有紗と勇也が撮影に来てから、
夏休みはあっという間に過ぎていった。
勇也とは、お祭りに行ったり(有紗も一緒に)、
勉強会をしたり(もちろん有紗も一緒に)。
勇也と過ごした日は少なくはなかった。
…勇也から、お祭りのお誘いが来た時は、
有紗と手を取り合って喜んだなぁ//
まぁ、それでも、私と勇也には何の変化もないまま。
──…いや、違うか。
勇也は。
「あっ、広瀬くんだぁ♪」
「ねーねー、挨拶しようよっ!おはよー♡って!!」
「えー無理無理!恥ずかしいよっ//」
勇也が来るなり、キャピキャピと騒ぎ出した、女子の皆さま。
「…。」
その様子を、眉をひそめて見つめている、私。
──…何さ。いきなりモテちゃって。
「ってゆうか、広瀬くんってモデルだったの?!」
「あぁー。でも、この前の雑誌に大きく載ってたよね!!」
「あれはカッコよすぎるよね〜♡」
……あぁ、あれのせいだ。
私の撮影の見学に来た時。
そういえば、休んでしまった人がいて、
その代役を急遽 引き受けたんだ。
そして、勇也が載っている雑誌は
夏休み中に販売されて。
…もともと、若い子から絶大の人気を得ていた雑誌だったから、
色んな人がそれを見て。
夏休み中に、みんなの間で勇也の人気がで始めたらしい。
──私も、新学期早々
「広瀬くんってカッコイイよねっ?!」って、何回も言われた。