♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥




ゆ、勇也もこっち見てたぁぁぁあ。←

それに、思いっきり顔 逸らしちゃったしね!!



…あぁダメだ。

何か パニックで頭がおかしくなってきたかも。




と、とりあえず!!




「あのっ、ゆうy…「水野ー」」


そう、教卓の方から、私を呼ぶ先生。

私も勇也も、先生に目を向ける。



………先生。

タイミング悪すぎます。



ほら、勇也も先生 睨んでるよ!!


私は、先生に気付かれない程度のため息をついた。



「何ですかぁ?」



本当は無視したい所だけど、
わざとにっこり笑って、先生にそう言う。







「理科の松原先生が、水野を探してたぞ?」



そんな勇也の様子に気付かず(いや、本当は見てないふりをしたのかも)、
先生は話を続ける。




「松原先生……」



私、何かしたっけ。




「この前の理科のテストの点数が上がったから、褒めたいらしい。」


…理科のテストって、夏休み前にあったやつだよね?


それ、だいぶ前の話だし…。


それに、そんなことで呼び出されたくないんだけど…。







「…あの、先生。褒めてもらわなくて結構なんで、行かなくていいですか?」


こっちは今から 大事なことがあるの!!!





私がそう言うと、先生は腕を組んで、うーんと考えてから

「いや、ダメだ。」

あっさりと、そうおっしゃって下さった。






「でも…」

「先生が呼んでるんだ。行きなさい。」

「そんな…」



私はそこまで言ってから、勇也をチラっと見る。




勇也は机に座りながら、「行ってきな?俺、待ってるから。」と言った。




もう、その姿を見ただけできゅーっと胸が締めつけられる。




──…そんなのさ。






「5分で終わらしてきますっ!!!」



…勇也に言われたら、こう答えるしかなくなるでしょ?






私は、すぐに教室を飛び出して、職員室へと走った。










───




「水野は、広瀬に弱いな」

「……俺も、水野に弱いですよ」

「ははっ。若者よ!精一杯 青春するんだぞ!!」




先生と勇也が、そんな会話をしてたなんて知らずに…。










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