♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
何で知ってるの…?
「出てない……」
「スキップして鼻歌も歌ってただろ?」
「っ!」
笑ったり、ニヤニヤしていない、真剣な目。
──違う。
広瀬くんは《確信》しているんだ。
「図星?」
「図星じゃ…、ない。」
ダメだ。知られてはいけない。
──でも、私が外に出てたのは知ってるけど、
私がmomoだと気付いていない…?
それなら言っても…いいかなぁ?
「…ごめん、嘘。私、昨日外にいたよ」
「あ、やっぱり??」
広瀬くんは、やっぱ水野だったかーと平然と呟いた。
お?
もしかして、この広瀬くんの様子からして、
momoだと言うことは気付いていない?
なら良かっ─────
「あ、そうそう。
俺、昨日モデルのmomoと、ぶつかっちゃったんだよねー」
…………………。
「────はっ?」
momoと、ぶつかった?