♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
「はい…?」
「着替えが終わったら、私の所まで来てくれる?」
「?わかりました。」
西園寺さんにそう言われたら、早く着替えなきゃ!!
それにしても、西園寺さんは今日も綺麗だったなぁ…。
…いつも思うけど、西園寺さんがモデルで、
私がマネージャーやった方がいいんじゃないかって思う。
そんなことをぼんやりと考えながら、
すぐに着替えて西園寺さんのもとへ。
私が駆け寄ると、西園寺さんは柔らかい笑みを浮かべてこう言った。
「momo、今から社長の所へ行くの」
「へ?!社長、ですか…?」
「えぇ」
その一言に、思わず固まる私。
どうしよう、私 何かいけないことでもしたかな…?
急に心臓がバクバクと鳴って、緊張してきた。
私がその場でじっとしていると、
付いて来て。と西園寺さんに言われて、
私は急いで後を追う。
……すごい緊張する。
社長に会うのなんて、今までに数えられるほどしかないし!
やっぱり、よっぽどのことを
私はやらかしてしまったのか。
そして西園寺さんの後ろをついていくと、数分。
ピタッと西園寺さんは足を止めて私の方を向いた。
「着いたわよ、momo。さぁ、入って」
「あ、あの、西園寺さん……」
「ん?」
「私、何かやってしまったんでしょうか…」
ビクビクと怯えながら言うと、
西園寺さんはふっと笑った。
…美女が笑うと、これはまた画になる。
「大丈夫よ。………すっごくいいお知らせだから」
いいお知らせ…?
西園寺さんはそう言ったあと、
私をポンポンと叩きながら、社長室の中へと入った。
ガチャリと、ドアが開き椅子に座っていた女の人がくるりと振り返る。
「あら、momoいらっしゃい」
「こ、こんばんわ!!」
「まぁそこに座って」
「失礼します」
私は言われた通り、ぎこちなく椅子に座った。
私の隣には、西園寺さんが腰をおろす。
や、やっぱり緊張する…!!
何を言われるのかわからなくて、さっきから心臓が鳴りっぱなし。
気を少しでも軽くしようと、室内をキョロキョロと見渡す。
そこには、いかにも社長室って感じのものばかり。
大勢で会議ができるような
長い机の奥には、社長専用の机があって。
その上には、大きな画面のパソコンや、大量の資料などが置かれていた。
す、すごいなぁ……。
「今日はあなたに話があるの。」
社長は何枚かの紙を片手に持ち、私と向かい合うような形で座った。
「はい…」
私がそう言うと、目の前に1枚の紙が差し出された。
そこに書いていた言葉を見て、びっくりした。
《モデル・momoプロデュース!! 大人可愛いジュエリー》
「…自分でアクセサリーをプロデュースしてみない?」