♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
「どういう………」
「誰かにぶつかられたなーと思ったら、びっくりしたよ。
あのmomoだったし………………、
水野だったから。」
─────っ!!!!
思い出した!
私、あの夜 確かに誰かにぶつかった。
その時は全然 気にしてなったけど……、
私がぶつかった人、すっごい驚いた顔してた!
って、そんな事よりも!!
この状況を、どうにかしなきゃ…。
「いやいや~、人違いだって~(笑)」
「あ、これ返す。ぶつかった時に落として行ったよ」
と、言って広瀬くんは、あるカードを差し出す。
私は広瀬くんの手にある“それ"を見て、
思わず絶句した。
「うそっ………?!」
そう。
広瀬くんが差し出したものとは、
撮影のスタジオに入るときに必要なカードだった。
私…、こんな大事な物を落としてたんだ…。
もし、私がぶつかった相手が広瀬くんじゃなかったら…と考えるとひや汗が出てきた。
───あぁ、もう、広瀬くんには教えよう。
こんな状態から、逃げるなんて高度な技は私にはできないや。
「………ありがとう、、広瀬くん。
私、ずっと黙ってたけど……………
《momo》だよ。」