♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
鼻歌ってどういうことなんだろう…。
「そ。…水野さ、授業中にも鼻歌 歌ってるって、自分で気付いてる?」
「えっ?!」
私…、授業中も歌ってるの?!!
「やっぱり無意識だったか。(笑)
問題解きながらよく歌ってるよ?」
「う゛っ…………」
あははー…………そんな事してたなんて…。
穴があったら入りたい とは、今の私の状況を言うんだろうか。
「んで、俺がぶつかったmomoも、
その時同じ歌を歌ってたから、もしかしてって思っただけ!」
わかった?と、いたずらっぽく聞いてくる勇也が、なぜかカッコよく見えた。
「由莉………、私 あんたの将来が心配だわ…」
「うん。私も心配だよ…」
私、こんなのでやっていけるのかな。
「まぁ、由莉がこんな感じなわけだし、
2人で協力してサポートしましょ?」
「そうだな!水野はほっとけないし」
なぜか有紗と勇也は握手なんてしちゃってる。
でも、私1人じゃやっていけないし…
「よ、よろしくお願いします……汗」
ここはご好意に甘えとこう。
────この日から、いつもの生活に勇也が加わった。