♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
#002 恋愛注意報。
夕日に染まった背中
「あぁ〜っ!何で居残りなのー…」
「日直をサボったからですよ、水野さん。」
むっ。
そんなの、最初からわかってるよ!
梅雨も通り過ぎた6月の下旬。
私と勇也は、日直をサボってしまいました。
まぁ、正確に言うと、サボったわけではないけど。
───遡ること、1時間ほど前。
「じゃ終礼始めるぞー。…日直、前に出てこーい。」
今日の日直は私と勇也。
日誌を書いたり、黒板を消したりしてない。
でも、トイレから帰ってきたら、黒板も綺麗に消されてたし…
勇也がやってくれてるものだと思ってた。
いつもだったら「日誌、どっちが書く?」とか言ってくるのに、今日は何も言ってこないから
やっぱり勇也が全部やってくれてるんだよねー♪
いやー、勇也には悪いことしちやったかなー☆てへっ