♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
スマホの画面に写し出された、
広瀬 勇也 という文字を見てきゅんと胸が小さくなる。
……ちょっと、何でニヤけてんの、私。
そんなこんなしてると、もう私の家の前。
「勇也、今日はありがとう!」
私はニコッと微笑みながら、勇也にお礼を言った。
「おぅ。じゃ、俺、帰るわ」
「うん、じゃーねー!!」
「───あ。帰ったら一応メールする。」
「わかった!」
それじゃ、と言って勇也は手を振る。
私も手を振り返すと、勇也に背を向けて、玄関まで歩いた。
ドアノブに手をかけた時、私は思った。
───勇也の家って、私の家から近かったりするのかな?
どうしても気になったから、また道に戻る。
キョロキョロと見渡すと、遠くに勇也の姿が見えた。
……………でも、