♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
「ん。遅刻すんなよー?笑」
ポンポン。
勇也はそう言いながら、私の頭を叩いて横を通りすぎて行った。
勇也にとっては、どうってない事。
でも私は…
「〜っ、す、するわけないもんっ!!」
超、動揺。
ポンポンと叩かれた所が熱い。
それと同時に、うるさくなり出す心臓。
──ほんと、これって何なの?
もう意味わかんな……………
「由莉ーっ?どうしたの、そんな顔 赤くしちゃって☆」
───ぎくっっっ
そうだった……、今は有紗も一緒だったんだ…。
「なんでも──」
「なかったら、何でそんなに顔が赤いのかなぁ〜っ?」
口に手を添えながらニヤニヤしてる有紗。
うぅ。
───ダメだ。
有紗からは逃げられない。
「…………、あのね、」