♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
───そして、私は有紗に昨日の出来事
を、全て話した。
有紗は、話の途中で何回か「広瀬ったら〜…♪」なんて言っていたけど
よくわからなかったから、笑ってスルーした。
「………まぁ、そんな感じ、です」
話し終えた後、何だかとても恥ずかしい気持ちになって。
だけど、有紗に言ったことで、少しすっきりした。
「へぇー。昨日、私がいない所でそんな事が……♪」
「うっ……」
私たちは学校につき、上靴に履き替え、階段を登る。
ニヤニヤと笑いながらこっちを見てくる有紗。
「で。由莉はどうしたいの?」
…と、思ったら急に真面目な顔になる有紗。
「どうしたいも何も……、仲良くしたいです。」
「…………はっ?」
私は素直に言っただけなのに、
え。何なの、コイツ。ありえないんだけど。
みたいな目で見てくる有紗。
私を見て固まっている。
プラス、階段の途中で立ち止まってしまった。
「あ、有紗…?」
「意味わかんない!!由莉って、どこまで天然なの?!」
「っ?!」
私の頬を両手ではさんで、ねぇ?!と、問いかけてくる有紗。
こ、怖いです………、有紗さん。