♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
ガラッ───
私と有紗は教室に入る。
ちなみに、私と有紗は同じクラス。
「おはよ〜」
「あっ、おはよー!」
まず耳に入るのは挨拶。
そして、次に聞こえるのは…
「あの雑誌の表紙、またmomoだったよね〜♡」
「うんうん!あのmomo可愛かった〜!!!」
「実際にmomoと会ってみたいよぉー」
……と、話している声。
私は俯きながらみんなの前を通り過ぎる。
こういう話を聞くと、バレてないかな?って思う反面、
やっぱり恥ずかしくて嬉しい。
「由莉、顔ニヤけてるから。」
私が下を向いてデレデレしていたら、
有紗に小声で注意される。
いや、ね?
そりゃ誰だって嬉しくなりますよ///
ニヤけたくもなりますよ!!!
「由莉ーこっち来てー!!」
席に着くなり、私はクラスの子に呼ばれた。
「はぁーい」
私はその子たちに駆け寄る。
「由莉、前に立って!」
「?うん。」
「笑って!!」
「え?……こ、こう?」
そして、私は言われた通り、ニコッと笑った。
な、何なんだろう……。