♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥



ガラッ───

私と有紗は教室に入る。


ちなみに、私と有紗は同じクラス。






「おはよ〜」

「あっ、おはよー!」


まず耳に入るのは挨拶。




そして、次に聞こえるのは…





「あの雑誌の表紙、またmomoだったよね〜♡」

「うんうん!あのmomo可愛かった〜!!!」

「実際にmomoと会ってみたいよぉー」




……と、話している声。






私は俯きながらみんなの前を通り過ぎる。

こういう話を聞くと、バレてないかな?って思う反面、

やっぱり恥ずかしくて嬉しい。



「由莉、顔ニヤけてるから。」



私が下を向いてデレデレしていたら、
有紗に小声で注意される。





いや、ね?

そりゃ誰だって嬉しくなりますよ///


ニヤけたくもなりますよ!!!





「由莉ーこっち来てー!!」



席に着くなり、私はクラスの子に呼ばれた。




「はぁーい」



私はその子たちに駆け寄る。




「由莉、前に立って!」

「?うん。」

「笑って!!」

「え?……こ、こう?」




そして、私は言われた通り、ニコッと笑った。


な、何なんだろう……。




< 6 / 248 >

この作品をシェア

pagetop