♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
勇也がそう言った後、
ちらっと有紗を見たら、目が合って、ニヤニヤし出した。
……な、何か企んでる………。
「明日かぁー………、私、遅れて行くから先に2人でやってて?✩」
「えっ」
有紗は、ね?と目配せをしてきた。
あたふたと赤くなっていく私の顔。
ふ、2人って………!!
無理無理!………緊張するよ!
想像しただけでも、息がもたないって!
「伊集院、お前なぁ…………っ」
はぁ、と頭を押さえながら、ため息をつく勇也。
………ほら。
勇也も嫌がってるじゃん!泣
私と2人っきりなんて、勇也も嫌なんだ……。
わかってたつもりだけど、実際の勇也の反応を目の当たりにすると、
正直、すごい悲しい。
「なぁーに?広瀬くんっ?♪
良かったじゃない、2人でしっかり勉強しててねー?」
妙に 2人で という部分を強調する有紗。
もうやめてよ……。
勇也もこんなバカの、相手なんて疲れるんだよ。
「いや……、3人ちゃんと揃える日にしようよ……」
「は?何で??
───俺は2人でもいいんだけど?」
ドキっ!!!
……心臓が震えた。