♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
「そーんなに2人が良かったら、ご自由にどうぞ~」
そう笑顔で言うと、
有紗はふんっとそっぽを向いた。
「ごごごごめんなさい!!!」
有紗が、怒ってる。
ひやりと私の首筋に汗が流れる。
「私は一緒に勉強したかったけど?
由莉は”広瀬と"やりたいみたいだしぃー」
ぁぁあああ……っ!
有紗が怒ると、とてつもなく怖い。
「本当にごめん!!…私、有紗の事 大好きだから!
ね?一緒に勉強しよっ?」
っていうか、ほんとに有紗がいないと、私 やっていけてないもん。
私がそう言うと、有紗はぷくっと頬を膨らましながらこっちを見た。
「……………ほんとに?私と一緒に勉強したい?」
「当たり前じゃん!!」
「んー……なら、行ってあげても…、いいよ?」
そう言って有紗は、少しずつ機嫌を治してくれた。
はぁ~、良かった。
これで一件落着………
「でも、水野は俺と2人の方がいいもんな?」
ちょっと、勇也?!!
勇也がにやっと、わざとらしく言った一言に。
「ーっ!!!!!やっぱり行かないっ!!!!」
有紗はまた発火してしまいました。
───この後、有紗が機嫌を治すまでに時間がかかったのは、
言うまでもない。