♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
お勉強の時間です
ドキドキ、ドキドキ。
いいのかな、私。
ガチャ───
「ん。入っていいよ」
「お、お邪魔しまーす…」
そして、私が一歩 足を踏み入れた先は───
「2階上がって、右にある部屋だから、先行ってて」
「う、うん!!」
───そう、勇也のお家です。
…昨日 何回も説得した結果、有紗は来てくれることになったんだけど…、
どうしても外せない用事があったから、有紗は遅れてくることになった。
…と、いうわけで最初は私と勇也だけ。
──ガチャ。
私は、勇也に言われた通り、
階段を登って右にある部屋に入った。
男子高校生らしい、少し大きいシンプルな部屋。
ドアを開けて左側にはベッド、右側にテレビ。
真ん中には勉強机とは別の、テーブルが置いていて。
部屋はきれいに掃除されている。
あぁ……、何か勇也らしい部屋。
と、とりあえず、座ってていいんだよ、ね?
男の子の部屋なんて、初めて入ったから、どうしたらいいのかわかんないよ~…。
何となく、真ん中に置かれているテーブルの前にちょこんと座った。
……………やっぱり緊張するっ!!!!
今更かもしれないけど、私すごいことしてない?!
いや、これが普通なの?!
勇也が来たら、どうしたらいいんだ……
「ごめん、お待たせ。」
「はぃぃいいっ!!
───勇也は、私が考えている途中に来てしまった。