♡ワケあり彼女と極秘恋愛♥
「っ!は、い………」
いきなりのことで急に動き出した心臓。
「なぁ……無理?」
喋ると私の首にかかってくる、勇也の息。
「~…………っ」
それだけの事で、私はもう真っ赤で。
は、はははは恥ずかしい!!
チラッと横目で有紗を、見ると
顎に手を添えてニヤニヤしていた。
有紗め…、私がこうなるってわかってて…!!
「俺に来て欲しくない?」
「そういうわけでは…!」
絶対に有紗の思うとおりになってたまるかっ。
……なーんて思っても、
好きな人に言われると、やっぱり断れないのが現実。
「……じゃあ、行ってもいい?」
「はい…………」
すんなりとオッケーしてしまった。
「もう、いいならいいって早く言いなさいよ?」
作戦通り☆とでも言いたそうな顔で、有紗は私にウインクする。
「有紗……」
わかってたくせに。
私はむっと有紗を睨んでいた。
「………やべぇ。
───楽しみ。」
そんな事を言っていたなんて、勇也しか知らない。