Worlds end
第11章 承諾
しばらくして、
トイレから出て来たモモは、

「ゴメン!!ゴメンッ!!」

って舌を出しながら、手を頭に当てて、
"えへッ"ってポーズをした。

「で、モモ大丈夫なん??」

ミオは決まりきった事の様に、
モモに問い、そしてモモは答える。

「もぅバッチシょ!!完全回復!!」

いつも、こんな感じ。

世間で云う"お約束"ってやつ。


「んで、文化祭でする曲どうするよ??
さすがに今から曲作るのは無理だから、
やっぱりコピーになっちゃうよね??」


こうなったミオは、
絶対に誰にも止められない。


ソレを知ってた僕らは顔を合わせて、

もう諦めるしかないか…

って仕方なく、
文化祭でライブをする事を承諾した。
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